中小企業 経営者の組織再編、事業承継、ハッピーリタイアを後押しするM&Aのお手伝い

M&A 従業員に告知のタイミング

従業員にM&Aの事実を告げるタイミングはとても重要です。

従業員の中でも、幹部とそれ以外ではタイミングを分けるのが一般的です。私もそうすべきだと思います。特に中小企業は経営者と従業員の結びつきは強いですし、幹部社員などはよく「うちのオヤジ」などと経営者のことを呼びます。こうした経営者との精神的なつながりの強い幹部社員のモチベーションを落とさないためにも、他の従業員よりは早めの方が望ましいです。この場合、できれば個別面談が更に良いです。特に、辞めて欲しくない、キーパーソンは、早いタイミングで買い手との接触を持たせて、そのモチーベーションを落とさずに、報酬を含めて安心して働ける職場環境を約束する必要があります。
まず、キーパーソン・幹部社員、一般従業員という段階での告知が必要です。

一方で、M&Aにおける秘密保持はとても重要ですので、この従業員らに対する告知は通常はかなり最後の方となります。具体的には、キーパーソン・幹部社員には、少なくとも基本合意書の後ですし、一般社員では最終契約書締結の直前・直後です。

どのような会社であれ、結局は人がその企業の競争力の源泉であり、財産です。そうした人のモチベーションは極めて重要です。このモチベーションを高めることに注意してください。彼らに安心感を与えるとともに、飛躍を予感させてください。もちろん、一般の従業員の最も関心あるのは給与面等を含んだ自分の待遇です。これについては、買い手が決める部分も多いのも事実ですが、なるべく安心感を与えることに留意してください。

運営者情報


月岡公認会計士事務所

税務 会計 M&Aは東京 千代田区 月岡公認会計士事務所

コンテンツ
リンク集